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ミス日本酒(Miss SAKE)に応募してみた

ミス日本酒(Miss SAKE)に応募してみた話。2次審査で落ちたのでそこまでのこと。

オーディション会場で内容についてネットに書かないでと言われたり秘密保持の誓約書を書いたりした記憶がないので綴ってみる。

審査の流れは
書類審査→面接審査→ファイナリスト決定
の3段階。

書類審査(1次選考)締切〜1次選考合格発表まで
→大体1週間くらいで結果が通知された。
応募写真について2次選考でツッコミをもらう人が多々いたので、しっかり見ているんだなという印象。
(写真が暗くない?もったいない!写真より痩せたんじゃない?応募写真の着物は自分で着付けたの?など)
餅屋は餅屋だと思ったので私はプロのカメラマンに撮影頼んだけど、そこまでやってる人は逆にあんまりいなかったのかも。


2次審査について
格通知のメールと共に2次審査の会場/日時の希望受付フォームが送られてくる。
日時や会場の希望日を送信→しばらくして決定通知メール→個人情報記入+どうして応募しようと思ったのか、着付けできる?語学力は?などとガッツリ質問項目が並んだ事前アンケートに回答。

これも審査員は事前に目を通してはいる。当日、印刷して各審査員が持っていた。審査に参加してた前年度グランプリが「すごくたくさん書いてましたね!」と応募者に話しかけているのを見かけた。


当日
早く行ったほうが会場の雰囲気に飲み込まれなくていいかなと思ったら待つ場所がなく廊下に立った。
審査員は代表理事、事務局長、前年度グランプリ3人。
審査内容はみんなの前に出て、エントリーする都道府県名を言う+自己紹介兼自己PR(ただ話すだけ)と運営への質問。シンプル。
時間制限はないものの、何か質問しなきゃ!という心理が働いたからか「前の人と被るんですが〜」が頻発。審査に関係ないでしょうという質問も出て時間が延びた。そのため最後の方で「審査には影響出ませんので、ない人はなくて大丈夫です。まいてください」と言われた。ちなみに喋っている時の様子をスマホでパシャパシャ撮られる。
エントリーする都道府県は審査中に変えてもOKとのこと。


オーディションの主導は代表理事。事務局長と前年度グランプリはあまり話さなかった。


いろんな人の自己PRと審査員との問答で、審査員の中で興味がある候補者、ない候補者がはっきり分かる。
興味がある人には積極的に審査員から何問も質問が飛んだり「ぜひうちで活躍してほしい」という文言が2次審査段階で出たりしていたのでなんとなく目星つけてるんだな〜という感想を持った。(全てのオーディションはそうだと思う)そうじゃない人は確認事項(○○なんですね)に審査員からの質問が一つ、応募者から質問あれば、という形。この時点で結構露骨。私は興味持たれなかった。残念。
私の場合は代表理事から「TOEIC、なるほど語学力は大丈夫そうですね、他に質問はありますか?(完)」。あまりにも簡素だったのでほとんど喋らなかった事務局長から質問が出るくらいだった。ありがとうフォロー。


ちなみに興味を持たれていた人(審査員側から何問も質問が飛ぶ人)の経歴は
・高学歴
・一流企業勤務
・過去になんらかのミスコンに出て実績残した人
・前回もミス酒に応募してた人
・ミックスの人
(外国にルーツのある人がどこで日本酒や日本文化に興味を持ったの?)
・語学ができる(TOEICレベルではなく、日常的に使っているか、翻訳ができるレベルか、ビジネスレベルか)
・Miss SAKEの受賞者と知り合い

が多かった。
オーディションといえど無双カードの種類は普通の就活と同じ!


あとグランプリ活動の中で英語が必要らしい。コンテストの趣旨からしても語学力は相当重視している気がする。今までの受賞者を見ていても今年の受賞者を見ても。そして語学力が高い人に学歴が高い人が多いから高学歴に審査員が興味を示すのかも。
あとグランプリになったら1年間活動があるので、会社員の人には全員「1年間休職が必要ですけど大丈夫ですか?」と審査員が聞いていた。賞金300万円は生活費用のためなのかなと思った。


都道府県別で代表を出す形式のため東京/神奈川は倍率が高い。なのでどこか縁のある他の都道府県はありませんか?と聞かれる。
通りたかったらそもそも倍率の低そうな都道府県を選んだり、縁のある候補地をいくつかとその理由を述べたりした方がスムーズな気がする。


審査終了後は自由に話してくださいタイムで、前年度グランプリと写真撮ったり、運営の人と自由に話せる。結構ゆるい。


最後、2次審査落ちても受かっても裏方として携わりたいです、と代表理事にお伝えして、お名刺をいただけた。終了後、合否に関わらずお手伝いできることが有ればさせてください、とメールしたんだけれども返事がくることはなかった&2次審査落ちた。力不足。


ミス日本酒 倍率 などとGoogleで検索されているけれど、倍率は正直関係なくない?と思う。受かる人は受かる。し、受かる受からないを判断するのは自分じゃなくてコンテスト主催側。合否の判断は自分でできないので挑戦した者勝ちだと思う。正直2次審査で「大丈夫?」と思わず感じてしまうような問答をした候補者が数名いたけれどそういう人でも他のコンテストでなんらかの受賞経験があって、何がどういう基準で審査側に刺さるか分からないから一に応募、二に応募、まず応募の世界だと思った。

顔が良くない→歯並び綺麗なのは必要かも?

スタイルが悪い→着物を着たら分からない&水着審査ない

日本酒詳しくない→「私全然日本酒のこと知らないんだよね、どうしよう」とぼやいていた人が複数(ぼかす)通ってる。後付け、後から学習でいいんでは。ナデシコプログラムもあるし。
あとミス日本酒だから日本酒愛をアピールしなきゃ!という思考になりがちなんだけど、実際20歳そこらで日本酒に詳しい人なんてあまりいないし、明らかなアピールをすることで逆に空回ってる感じの人も多々いた。言葉に実感がこもってないというか。私が知っている本戦に進んだ人は日本酒についてあんまり語ってなかった。自分がやってきたこととコンテストを結びつけてどういう人間になりたいか、みたいなことを話してた。それだと実感がこもってるから心に響くな〜と思った。無理に愛を語らなくていいと思う。


ので、ミスコンに出て何か得たいものがあるなら迷わず応募するべきだと思う。
自己承認欲求と思われたらどうしようとか、それで挑戦をやめようと思うなら自分が応募するよりも周りにそう思われることが嫌、が価値観や優先順位の上位だということも分かる。そもそも最終選考まで行かなければ応募したことが周りに知られることなんてない。ミス日本酒ファイナリストの紹介動画の再生回数が1200回くらい。ミス日本酒公式インスタアカウントのフォロワー数が3390。同じようなコンテストのミス日本でフォロワー数2900、ミスユニバースでも1万くらいなので。


ミスコン自体好きなので、裏方として関わりたいなー。